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2019 NEW MODEL

FISH PRO 155 Impression!!

 

 

PWCでの釣りに特化した専用装備の実力とは
 

SEA-DOO 史上最高の安定性と快適性を誇る ST3 ハルに、155 馬力の自然吸気エンジンを搭載。充実の装備と機能だけでなくすぐれた燃費性能も併せ持ち、NA モデルでは随一の人気を誇る GTX 155 だが、それをベースにリアプラットフォームを拡大し、LinQ アタッチメントも追加。さらに大型のクーラーボックスや魚群探知機、フラットなベンチシート、足を置きやすいフットレストといった PWC FISHING(以下 PF)に便利な装備を採用したのが、FISH PRO 155 だ。どう考えても PF が捗ることは間違いないモデルだが、その作り込みというか、もっと PF が快適になるよう考え抜かれた装備は正直なと ころ想像以上だった。

 ニュージーランドの PWC アングラー、アンドリュー・ヒルが開発に携わっていることもあり、本気の釣りをアシストしてくれる装備が数多く採用されているが、なかでも感心したのが専用設計のクーラーボックスだ。PWC にはフラットな場所がほとんどないため、PF では「作業する場所の少なさ」がネックになることも。フィッシングラックに板を貼って自作で作業スペースを設けているひともいたが、このクーラーボックスはフタの天面がフラットになっていて、そこでの作業が可能。滑り止めも付いているから、安心してルアーや仕掛けの交換ができる。フタの上が平らなだけだが、これが想像以上に便利だと感じた。
 

 

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感動良好な魚群探知機で釣果アップは間違いなし

 

水温や海流、潮汐、海底の変化など、年を重ねるごとに海の状況は変わっていくから、どんなにその海を熟知したアングラーでも魚群探知機を頼りにして いる。PF でもそれは同じで、本気で釣りにのめり込んだひとほど魚探の必要性を痛感し、なんとかして PWC に取り付けようと工夫していた。その方法 はグローブボックスに埋め込んだり、フィッシングラックに取り付けたり様々だったが、FISH PRO はメーカー純正で魚探を装備している。右ミラーの専 用ステーに取り付けられており、操作性や視認性は申し分ない。さらに外観の一体感もあり、さすが純正というイメージだ。

 魚探の性能については 1 日程度の釣行で得た印象になるが、その精度はかなり高そう。採用されるガーミンの ECHOMAPPLUS 62cv は CHIRP( 高強度レーダー波技術)に対応しており、小魚も明瞭に映し出す高精度を誇る。実際、撮影艇の魚探に反応が出たポイントで FISH PRO の魚探にも同じ 反応が出ており、そこでジグを落としたらすぐにヒット、というひと幕もあった。また開発に携わったアンドリューはガーミンの魚探を以前から使用して、 釣果を上げている。その性能は折り紙付きと言えるだろう。

 

 

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全長の延長でスペース拡大安定性も大幅に向上

 

魚探やクーラーボックスをはじめとした専用装備の実力は想像を超えていたけれど、PF がさらに捗るという意味では大方の予想どおり。アンドリューのア ドバイスが色濃く反映されているため、PWC アングラーの求めるものが FISH PRO には詰まっている。ただし、ひとつだけ予想外なこともあった。  ST3 ハルといえば抜群の安定性が特徴のひとつで、特に静していることが多い PF において大きなメリットとなるだろう。

 また PF 専用装備が多いモデルだけに「フィッシングにしか使えない」と勘違いするひともいそうだが、もちろんそんなことはない。大型のクーラーボッ クスはたくさんのドリンクやランチを持って行けるから大人数でのツーリングでも重宝しそうだし、ウェイクスポーツを楽しむときに SEA-DOO 最大級の止 安定性が秀逸だが、FISH PRO は従来の ST3 ハル採用モデルよりも明らかに安定性が向上していた。これはデッキ拡張による副産物だと思われるが、 全長が伸びたことで静止時の接水面が増し、浮力も高まったのだろう。荒れた水面でのジギングでも立ったまま難なく竿が振れるほどで、同じ ST3 ハル を採用する RXT-X よりも安定していると感じられた。これは静止していることが多い PF において大きなメリットとなるだろう。

 また PF 専用装備が多いモデルだけに「フィッシングにしか使えない」と勘違いするひともいそうだが、もちろんそんなことはない。大型のクーラーボッ クスはたくさんのドリンクやランチを持って行けるから大人数でのツーリングでも重宝しそうだし、ウェイクスポーツを楽しむときに SEA-DOO 最大級のリ アプラットフォームが役に立つ。安定性が高いからタンデムでのツーリングも快適だし、70 リットルの燃料タンクにより SEA-DOO でもっとも遠くまで走 れるモデルになった。そもそもベースモデルの GTX 155 は、最高のツーリングモデルだ。PF を楽しみたいひとはもちろん買いだし、ツーリングユーザー にも多くのメリットがあるモデルだといえそうだ。

*『ホットウォータースポーツマガジン2019年2月号』より転載。

 

 

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